保存修復

寒がりだと歯がしみやすい?

寒がりだと歯がしみやすい?

みなさんこんにちは!

タイトルをみて、え??そんなことあるの?と思った方もおられるでしょうか?

大丈夫です!私もこの論文をみたとき、え???嘘でしょ??となりました。笑

今回紹介する論文はJAOS(Journal of Applied Science)という雑誌に掲載された

Influence of skin cold sensation threshold in the occurrence of dental sensitivity during dental bleaching: a placebo controlled clinical trial

という2017年に発表された論文で、直訳すると、「歯の漂白中の知覚過敏の発生における皮膚冷感覚閾値の影響について」となりますが、なんのこっちゃ?よくわかりませんね笑

皆さんホワイトニングはご存知ですよね?

そうです!今流行りの「あれ」です!!!

皆さんも一度は歯を白くしてみたいと思った経験があるのではないでしょうか?

実はホワイトニングをした後というのは知覚過敏になりやすいんです!

え?そうなの?という方や、いや知ってた^^;という方、様々だと思います!

しかし!!実はその知覚過敏は誰にでも起こるというわけではなく、知覚過敏が起こりやすい人、起こりにくい人がいたのです!!!

そして、その起こりやすいかどうかの要因として「寒がり」であるかどうか(より正確に言うと、皮膚の温度にどれだけ敏感であるか)が挙げられるのではないかということ調べたのが今回の論文なのです!

と、ここまで前置きが長くなりましたが、早く結果だけ知りたい!!というせっかちな方の為に結果だけ簡潔にお知らせします・・・

今回の研究の結果。。。

なんと!!「寒がり」であるかどうかと、知覚過敏の発生の間にはある程度の相関がある!

ということでした!

つまり周りと比べて寒がりだという実感のある人はホワイトニングを受けた後歯がしみる症状が他の人に比べて出やすい可能性があるということです。

エビデンスレベルがとても高いという論文ではありませんが、なかなか興味深い内容ではありました。

以下論文のリンクと概訳を載せておきますので、興味のある方はぜひ読んでください^^

「寒がり」であるかどうかと、知覚過敏の発生の間にはある程度の相関がある

論文→今回の論文

概訳→論文概訳

 

 

 

ABOUT ME
林剛永
2015年に大阪大学歯学部卒業、同大学での研修後、現在は勤務医として日々診療に全力投球中。大学卒業後、各歯科医院によって方針や治療の幅や質にとても大きな違いがあることに驚き、患者さんが自分に最もあった治療を受けられるようになる一助になればと願い、当サイトを立ち上げました。
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