Global Dental Career Lab

海外歯科キャリアラボ

日本の歯科医師・歯学部生が、海外で学び、研究し、キャリアを広げるための道筋を、目的別の全体像と実際に経験した歯科医師の一次情報で照らします。
米国編収録 12 稿執筆・監修 林 剛永(DDS, MS)
Academy of Osseointegration(AO)の Diplomate 授与式。壇上に被授与者が並び、背後のスクリーンに氏名が映し出されているAcademy of Osseointegration(AO)Diplomate 授与式。著者が認定を受けたときの記録。
「海外で学びたい」と思う人生と、実際に海外で学んだ人生は、まるで別のものになります。
私はインプラントを学ぶためにアメリカのレジデンシーへ渡り、「憧れる側」から「経験した側」へと踏み出しました。その一歩で変わったのは、知識だけではありません。ものの見方も、描ける未来も、出会う人も——すべてが変わりました。
だからこそ、このラボで届けたいのは「情報」より先に、あなたが一歩を踏み出せる材料です。断片的なまとめではなく、実際に経験した歯科医師の視点を積み上げていきます。
Plates

渡った先にあった景色

夜の Loma Linda University キャンパス。円形の噴水と金属製の球体モニュメントの奥に、Loma Linda University と掲げられた建物が見えるPlate 1Loma Linda University のキャンパス。ここで世界中から集まった学生が、日夜、歯科医療に関する知識や技術の研鑽に勤しんでいます。
演台でマイクの前に立ち話す著者。背後のスクリーンに Loma Linda University School of Dentistry、Graduation Presentation、Advanced Education Program in implant Dentistry と表示されているPlate 2Loma Linda University School of Dentistry、Advanced Education Program in Implant Dentistry の修了発表。会場は Mission Inn。
米国 Loma Linda University 歯学部 Class of 2023 の卒業式。壇上に卒業生が並び、花壇に「SCHOOL OF DENTISTRY Class of 2023」「TO MAKE MAN WHOLE」の文字が花で描かれているPlate 3Loma Linda University School of Dentistry, Class of 2023 卒業式。花壇に掲げられているのは大学の理念「TO MAKE MAN WHOLE」。
Loma Linda University の卒業式当日、記念撮影用のバックドロップ前で、ガウンとレイを身につけた著者が同期とともに花束を手に立っているPlate 4同日、プログラムの同期とともに。出願から修了までを一緒に走った仲間です。
学会のポスターセッションで、大型モニターに映した症例スライドを前に2名の参加者へ説明する著者。画面には歯根分離と口蓋側破折片の除去の手順が並んでいるPlate 5学会での発表も行います(AO)。世界中から参加者が訪れ、歯科医療に関する意見を活発に交換しています。ここで交換される情報は、世界でもトップレベルのものです。
青い術衣とキャップ、マスク姿の術者2名が、手術用カメラのアーム越しに口腔内の術野へ器具を入れている手術中の様子Plate 6シンプルなインプラント埋入から、フルマウスリコンストラクションのような複雑で大きな症例まで手術を行います。
Readers

こんな方に向けて書いています

01米国で歯科医療について最先端の知識を学びたいと考えている方専門医レジデンシー、実地研修、研究留学。米国で学べる場はひとつではなく、どれを選ぶかで身につくものが変わります。プログラム名の違いから、CODA認定の有無でその後に開ける扉がどう変わるのかまで、選ぶ前に知っておきたいことを書いています。まずここから 第01稿 米国で学ぶ道の全体像 第08稿 歯科専門医を取得する方法
02歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士として米国で働きたいと考えている方歯科医師はINBDEと実技試験に合格したうえで、州に免許を申請します。歯科衛生士もNBDHEと実技試験の両方が必要です。一方、歯科技工士は資格の取得が就業の条件になっていません。職種によって求められるものがまるで違います。それぞれを別の道として、必要な手続きを順を追って書いています。まずここから 第07稿 免許取得までの流れ 第09稿 歯科衛生士として働く 第10稿 歯科技工士として働く
03歯科医療の世界で海外に興味を持っている方日本とは何がどう違うのか。歯科医療従事者の数、年収、働き方といった項目ごとに、日米の違いを具体的な数字で示しています。外から自分の仕事を冷静に見つめ直すための判断材料を提供いたします。まずここから 第02稿 アメリカの歯科事情 第11稿 お金事情 第12稿 従事者数
Contents

収録記事の索引

米国編は全12稿。目的から逆引きできるよう、5つの部に分けています。
How to read

はじめての方へ——このラボの歩き方

Step 1まず 01 で全体像を自分が臨床系か研究系か、認定が要る道なのかを先に決めると、以降が一気に読みやすくなります。
Step 203〜06 で自分のルートを歯科医師としての4つのルートを比較し、期間・費用・要件から現実的な候補を絞ります。
Step 307・08 で免許と資格を州ごとに異なる免許制度と、その先の専門医資格。ここで必要な手続きが具体化します。
別ルート費用が気になる方は 11 から歯科医師以外の職種をお考えの方は 09・10 へ。数字から入りたい方は 11・12 が近道です。
Author

このラボの開設者

林 剛永 Kangyeong Lim, DDS, MS
大阪大学歯学部卒業後、米国 California 州 Loma Linda University 大学院のインプラント歯科学プログラムを修了(MS・2023年)。日本・米国の歯科医師免許を保有し、口腔インプラントを専門としています。
ABOI/ID
アメリカインプラントボード認定機関
Diplomate 認定
AO
Academy of Osseointegration
の Diplomate 認定
AAID
American Academy of
Implant Dentistry Fellow
このラボで書いているのは、他所から集めた情報ではなく、私自身が実際に出願し、通い、手続きを踏んだ道のりと、そのとき参照した一次資料です。詳しい経歴は著者プロフィールをご覧ください。
制度・費用・試験要件は改定されることがあります。本ラボの記述は各記事に記載の確認日時点のもので、個別の出願可否や資格取得を保証するものではありません。最終的な判断は必ず各公式機関の発表でご確認ください。